腰部脊柱管狭窄症は早めの治療が大切|手術で快適生活を取り戻す

医者

鼠径部ではみ出た大腸

原因と治療方法

看護師

ヘルニアとは、内臓などの組織の一部が、本来の場所からはみ出た状態のことです。そして鼠径部、つまり足の付け根のやや上の部分の筋膜が劣化し、そこから大腸がはみ出てくることが、鼠径ヘルニアです。鼠径ヘルニアは、軽度の場合には、はみ出てきた大腸を手で押し込むことで、元の状態に戻すことができます。ただし筋膜の劣化が改善されるわけではないので、くしゃみなどでお腹に力が加わった瞬間に、再びはみ出てくることがあります。そのため鼠径ヘルニアの根本的な解消のためには、筋膜の劣化部分における手術が必要となります。具体的には、お腹を切開した上で、筋膜にあいた穴を糸で縫って塞ぐという開腹手術です。これにより、以後は大腸がはみ出ることが防がれるのです。

メッシュの挿入

昨今では鼠径ヘルニアの治療は、開腹手術ではなく腹腔鏡による手術でおこなわれるようにもなっています。鼠径部を小さく切開し、そこから極小カメラのついた腹腔鏡を挿入し、内部を映像でチェックしながら、筋膜の穴を塞ぐのです。この場合は、糸で縫うのではなく、メッシュが使われます。切開した部分から、巻いて細くしたメッシュを入れて、内部で展開させるのです。そのメッシュによって筋膜が覆われれば、そこからは大腸がはみ出なくなります。切開する部分が小さいため体への負担が少なく、日帰りでの手術も可能となっています。さらに目立つ傷跡が残りにくいので、腹腔鏡での手術には高い人気があります。また、再発率が低いことからも注目を集めています。